ADの華!
Co-opモードやってみました!
物語前編。
お話形式でお送りします。
中編は後日。それではお楽しみください。
~墜落~
「・・・うぅ」
「ドラえもん隊長・・・!ご無事でありますか!?」
部下のジェーンが燃え盛る船から同僚のメルンを運び出していた。
たしか自分たちは・・・
「ジェーン兵長、状況を報告せよ・・・」
まだガンガンと頭痛がする中起き上がると、そこは渓谷のような場所であった。
高い岩壁が左右を挟んでおり、軽く30mはこえるのではないだろうか。
いくら自分たちの着ている強化ジャケット、ブースタでも届きそうにはない。
「ッハ!・・・我々がSafe Guardの任務を終え、そこに見えます輸送船で帰還中に。。。」
「どうした」
ジェーンは顔をしかめながら息を継いだ。
「いえ・・・、帰還中に・・・、原因不明の機器異常が起きたのであります」
操縦ミスや故障というわけではなく、どうやら外部からの影響があったようだ。
そういえば、操縦席にいたあいつらは・・・
「fm・・・ロークス2等兵とオリファー伍長はどうした」
ジェーンはそっと目を伏せて、ゴウゴウと燃える輸送船の残骸を背中に肩を沈めた。
「気を落とすな・・・。寧ろお前のおかげで私とメルンは船から抜け出ることができた。
死んだ者に気をむけるな・・・俺たちの戦う世界は、そういう世界なんだ」
「はい・・・。」
つかの間の静寂が3人を包み込んだ。
冷たい夜風が渓谷を吹き抜け、火はいっそう強く燃えた。
まるで墜落した自分たちを嘲笑うような音と火の勢いは、高く高く黒煙を吐きだしていた。
「ここから脱出しなければ何もできないな・・・。ジェーン、メルンをたたき起せ、、、蹴飛ばしてもいい。
通信機を使って仲間を呼べる場所まで移動するぞ。出なければ話にならん」
「ッハ!」
ジェーンは伏せていた顔をガバっと上げた。
まだ目は赤かったが、その顔には先ほどまでの絶望はなく、明日を生きるための力が煌々と宿っていた。
そして、メルンを蹴飛ばして起こすために駆け出した
~続く~
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